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違法残業疑い、人気洋菓子店を書類送検 労基署

社員11人に違法な長時間労働をさせたとして、伊丹労働基準監督署(兵庫県伊丹市)は21日、労働基準法違反容疑で、人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」(同県三田市)運営会社の製造部長(36)ら幹部2人と、法人としての同社を書類送検した。労基署は認否を明らかにしていない。いずれも時間外労働は過労死ラインと言われる月80時間を上回り、最長で月約342時間に上る社員もいた。同社は過去に是正勧告を2回受けながら違反を繰り返しており、労基署は悪質と判断した。送検容疑は昨年1月16日~2月15日、ケーキや焼き菓子などを製造する社員11人に、原則月45時間までとする労使協定を超える時間外労働や休日労働をさせるなどした疑い。同店のオーナーシェフ小山進氏は、国内外の品評会で多数の受賞歴があり、テレビにも出演している。同社の担当者は「バレンタインデーが近く繁忙期だった。法令の認識が不十分だった」などとコメントした。

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