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パワハラ認め遺族と和解 

2019年夏に三菱電機の男性新入社員(当時20代)が自殺したことをめぐり、遺族と同社が和解した。遺族側代理人の弁護士が26日、記者会見して明らかにした。和解の合意書によると、三菱電機は当時の教育主任によるパワーハラスメントが原因だったことなどを認めたという。

男性新入社員は当時の教育主任から「自殺しろ」などと言われたとするメモを残しており、尼崎労働基準監督署(兵庫県)が昨年2月に労災認定していた。和解の合意書は今月23日付。それによると、男性新入社員は教育主任による人格や人間性を否定するような発言が原因で精神疾患になり、自殺に至ったことなどを三菱電機が認める。同社は遺族側に解決金(金額は非公表)を支払う。

三菱電機は取材に対し、「本件を防ぐことができなかった会社の責任を重く受け止め、ハラスメント行為を絶対に許さないとの強い決意の下、再発防止および組織風土改革に全力で取り組んでまいります」とのコメントを出した。三菱電機では子会社も含めて社員の自殺が相次ぎ、14年以降に労災認定されたのは男性新入社員で4人目となっていた。

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