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今春入社新入社員の初任給
'22.06.06
労務行政研究所はこのほど、東証プライム上場企業165社を対象にした今年4月の新卒入社者の初任給に関する調査の結果を発表した。
1.2022年度における初任給の改定状況
東証プライム上場企業の全産業ベース(165社)で、初任給を「全学歴引き上げ」た企業は41.8%、昨21年度(旧東証1部上場企業ベース)速報集計時の17.1%から20ポイント以上上昇。一方、「全学歴据え置き」は49.7%となり、昨21年度速報集計時の74.3%から20ポイント以上低下した。
2.初任給の水準
全産業で見た学歴別の初任給水準は、大学卒(初任給に差を設けず、一律設定の場合。以下、一律)21万6637円、大学院卒修士23万4239円、短大卒18万7044円、高校卒(一律)17万5234円となった。
3.大学卒に見る上昇額の分布
大学卒(一律)では、21年度から「据え置き」が51.2%、「引き上げ」が48.8%となった。引き上げた場合は「1,000円台」が25.0%と最も多く、次いで「10,000円以上」が23.3%。引き上げた場合の平均上昇額は5276円となった。