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2020年の完全失業率は2.8%
'21.02.02
2020年の年平均の完全失業率は2・8%で、前年より0・4ポイント悪化した。失業率が悪化したのは、前年にリーマン・ショックがあった09年以来、11年ぶり。新型コロナウイルス禍で、年間を通じて経済や雇用が大きな打撃を受けた影響が表れた。総務省が発表した。
失業率は09~10年に5・1%まで悪化したが、その後は人口減少による人手不足などを背景に、改善が続いてきた。20年は、就業者数が過去最高だった前年より48万人減り、6676万人に。正規雇用の働き手は増えた一方、非正規雇用の働き手は75万人減っており、なかでも女性が男性の倍、減少した。
完全失業者数は、前年より29万人増の191万人。仕事を休まされている休業者数は、最初の緊急事態宣言が出た昨年4月に過去最多の597万人にまで膨らんだが、年平均でも前年比80万人増の256万人と、68年以降で最も多かった。